タイムテーブル【Soft & FPGA Track】 会場:4F「ブループラム」


 

Soft & FPGA Track

11:00

11:35

LLVMコンパイラ基盤を、いろいろ応用してみる


京都マイクロコンピュータ(株)
開発部
若槻 俊宏 氏


LLVMは、コンパイラ関連OSSの集合体です。各機能がモジュール化されているため再利用しやすく、様々な分野で使われ始めています。VisualStudioでビルドや開発が可能など、Windows環境で利用する際のハードルも低くくなっています。また、ライセンスも緩く、企業の商品にも利用されています。本講演では、LLVMの概要をGCCと比較しながら説明し、実際にどのようなことがLLVMを使えば可能になるのかを、KMCで実際に自社製品のデバッガソフトに利用した例などを交えつつ紹介いたします。


11:45

12:05

Synplifyが生まれて20年 ~今こそ使う、進化したFPGA合成ツール Synplify Premier


日本シノプシス合同会社

技術本部 アプリケーション・コンサルタント 
井上 栄理 氏


FPGA合成ツールとして1995年に産声を上げたSynplify。その圧倒的な合成能力と使い易さで、多くのお客様に愛され続け20年が経ちました。FPGAもこの20年で大きく進化しましたが、その一方でデザイン収束の困難度は高まるばかり。実際に「配置配線で困っている」という声も多く伺います。Synplifyも、RTLを合成するだけではありません。「配置配線をもっとラクに」をサポートする注目の機能をはじめ、進化し続けるSynplify Premierの最新情報をご紹介します。


12:15

12:50

並行ソフトウェア実行時検証のアクセラレーション技術


東京工業大学
大学院情報理工学研究科計算工学専攻/助教
荒堀 喜貴 氏


マルチコア/メニーコアプロセッサの普及に伴い、それらの性能をフル活用する並行ソフトウェアの開発が多くの分野で進められています。しかし並行処理の開発、特に検証は逐次処理に比べて難易度が高く、効率的な開発が困難です。本講演では、並行処理の正確な検証をアクセラレータの活用により効率化する技術を紹介します。並行処理の潜在的なバグを実行時の状態観測に基づき正確に検出する手法とバグ検出を並列実行することで効率化するアクセラレーション技術を述べます。


13:00

13:20

Prodigy Complete Prototyping Platform - あらゆる設計規模、種類、工程に対応したプラットフォーム


S2Cジャパン(株)
代表取締役社長
辻 智之 氏


お客様の様々な設計規模、種類、工程にも対応できるプラットフォームとしてラインアップされた、弊社のProdigyシリーズをご紹介します。今回はお客様の協調検証事例もご紹介しながら、最新のデバイスを搭載した製品や、大規模ASICに対応した製品に関する情報などをご紹介させていただきます。


13:35

13:55

次世代 FPGA 向け開発ツールの最新テクノロジー・エンジン


日本アルテラ(株)
プロダクト・マーケティング・マネージャ
福原 徹郎 氏


アルテラは、実績のあるFPGA 開発ソフトウェア Quartus® II の中核となる新たなテクノロジーとして、Spectra-Q™ エンジンを開発しました。Spectra-Q エンジンは、数百万個のロジック・エレメントを搭載した次世代プログラマブル・デバイスの設計生産性向上と市場投入期間の短縮を可能にします。コンパイル時間を1/8に短縮する、改良アルゴリズム、インクリメンタルな最適化、および分散コンパイル、デザイン・イタレーションを1/10に削減する新しいツールと階層デザイン・フロー、更にはデザイン・エントリを5倍に高速化するデザイン抽象化レベルの向上について紹介します。


14:05

14:40

Xilinx社のFPGAにおける高位合成ツールVivado HLSの効果と性能


筑波大学

システム情報工学等技術室/技術専門職員
小野 雅晃 氏


近頃、高位合成ツールが話題になってきています。日本製のフリーの高位合成ツールも出てきていて、いろいろな使用事例もWebに発表されてきています。Xilinx社のFPGAでもVivado HLSというC、C++、SystemCからHDLに合成してIP化するツールがお手頃な値段で使えるようになってきました。本講演では、Vivado HLSを使いたいと思った経緯や、Vivado HLSの概要、メリット、デメリット、性能を出すためのコツなどについてご紹介致します。


14:50

15:10

仕様書作成のススメ ~設計品質向上に役に立つ仕様書を作成しよう!~


CMエンジニアリング(株)
設計・検証サービス部 部長
斎藤 早苗 氏


みなさん、仕様書は作成していますか? 開発期間が短くなる中、仕様書は重要と思いつつ、作成が後回しになっているのではないでしょうか?

CMエンジニアリングは、仕様書作成の負担を軽減し、かつ、仕様書情報(タイミングチャート)からシミュレーション実行環境を自動生成する「SpecInsight-TEX」を開発しました。 本セッションでは、仕様書作成のポイントとともに、SpecInsight-TEXの機能と活用方法をご紹介いたします。


15:25

16:00

マルチコア向けソフト開発ツールの最新動向と事例解説


イーソル(株)
執行役員 ソフトウェア技術統括責任者
権藤 正樹 氏


車載機器を始め、多くの組込み機器でマルチコア化が進んでおり、欧州OEMは5コアの製品化に取り組んでいます。複数のプロセッサコアを効率的に活用するには、ソフトウェア並列化等の技術が求められます。海外を中心に、マルチコアシステムにおけるソフトウェア設計/実装支援ツールが登場しつつあり、これらを支援する標準規格なども策定されています。本講演ではマルチコア向けソフト開発支援ツールの最新動向を事例を交えつつご紹介します。


16:10

16:30

従来のCソースをマルチコア向けに自動分割する最新ソリューションの紹介


Silexica Software Solutions GMBH
(株)ネクストリーム 代表取締役
川原 常盛 氏


近年色々な製品にマルチコアが搭載されています。既存のシーケンシャルなCソースを、手作業でマルチコア向けに変更するには膨大な時間が必要ですが、期待ほどパフォーマンスを向上出来ない例が多く散見されます。シレクシカではこのような問題を解決するために、ドイツのアーヘン工科大学で10年以上研究された成果を基に、ツールおよびソリューションを提供しています。当日は事例を交えながら技術概要を紹介します。


16:40

17:15

Zynqを使った、ネットの高速化。ソフトからハードへの高速化手法


有限会社FPGAインフォメーション
取締役
小山 忠昭 氏


UDP,TCP/IPのプロトコルスタックを、Zynqのプロセッサで構築しました。それを、ハードウェアロジックに落としこむための、手法、苦労した点などご紹介します。ソフトウェアとハードウェアの協調方法、Zynqで有効なデータの取り扱い方法、高位合成ツール(HLS)を使った、設計の優位性などをご紹介いたします。