タイムテーブル

ネクストリームでは「最適な並列化」という課題について長年知見とノウハウを蓄えてきました、DSF2021では新しく取り扱い始めたemmtrix社の並列化に特化したツールのご紹介をいたします。

emmtrix Technologiesは、高性能な組込みマルチコア・システムをターゲットとしたソフトウェア開発を効率的に行うための、ソリューションプロバイダーです。

マルチコア・プロセッサ、ベクトル・プロセッサ、アクセラレータ（GPU、DSPなど）、あるいはこれらのヘテロジニアスな組み合わせのシステムをサポートしています。

C++、MATLAB®、Simulink™、GNU Octave、Scilabなどのコードを効率的かつ等価性を確保してC言語に変換し、emmtrix Parallel Studioのもつ並列化解析機能により、マルチコア、GPU、DSP、さらにはこれらのあらゆる組み合わせにおいて、組み込みアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。

またその解析した結果よりターゲットプラットフォームに合わせた並列化コードを自動生成するため、開発者が並列化コードを書く必要はなく、開発の初期段階よりモデルベースで並列化コードのパフォーマンス測定を効率よく行うことができます。

Armは前回のDevSummitでSystemReadyコンプライアンス認証プログラムを発表しました。これは、オペレーティングシステムがArmベースのサーバー、インフラエッジ、組み込みIoTシステムで「問題なく動く」ことを認証するものです。

このプレゼンテーションでは、プログラムの要件、各種テスト、認証プロセス、プリシリコンのコンプライアンスエスト、PSA認証プログラムとの関係における最新情報を紹介します。

ROS とはロボット開発の為のオープンソースソフトウェアで、通信基盤・シミュレーター等のツール・ナビゲーションなどの機能・パッケージ管理などのエコシステムを含む巨大なミドルウェアです。これまでの主に研究用途で使われてきた ROS 1 に対し、近年では産業用途への応用を目標に ROS 2 の開発が進んでいます。本講演では、 ROS の概要を紹介し、特に ROS のコアとなる通信機能について解説した後、弊社での活用事例を紹介します。

AI(人工知能)は、あらゆる分野で変革を引き起こし、今やAIアクセラレータは端末装置にもデータセンターレベルの性能をもたらします。イマジネーションのNNA IPは、ビジョン(視覚情報処理)、画質改良、自律走行技術などのAI推論によって、自動運転や自動宅配、産業ロボットや携帯/AIoT機器などの新たな活用場面を創造しています。組込システムへのネットワークモデルの実装方法など端末向けのAI技術トレンドと進歩について講演します。

PyTorch やTensorFlowで作成されたNNをZynq MPSoCやAlveoボードに実装するにはVitis AIを利用できます。今まではVitis AIが認識していないレイヤやDPUがサポートしていない演算があると、手動でNNを分解する必要がありましたが最新版のVitis AI1.4を使用すると、分解することなくカスタムレイヤを取り込むことができます、そのフローをご紹介いたします。

車両ソフトウェア開発でのGitHub Enterpriseの活用事例紹介：
私たちのプロジェクトではGitHub Enterprise Cloudの機能を活用した、ソフトウェア開発を行っております。本ウェビナーでは、Pull Requestレビューを活用した開発フロー、GitHub ActionsやGitHub Advanced Securityを活用したCI環境について数点ご紹介いたします。

GitHub Enterprise機能アップデート：
GitHub Enterpriseはソースコードの管理だけでなく、CI/CDを実現するためのGitHub Actionsやコードのセキュリティを担保するためのGitHub Advanced Securityなど、企業における開発に必要な機能を提供しています。本ウェビナーでは、まだあまり知られていないGitHub Enterpriseの機能について説明します。

本セッションは2部構成で講演を行います。

1. MBSEを実現するために最適なモデリングツールとは？

昨今、多くの製造業でMBSEの取り組みが進められています。MBSEツール導入を検討される際、どのような観点でツールを選べばいいのか？というお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。本セッションでは、MBSEツールにはどういった機能があるべきかを述べ、それらのツール要求に対して図研MBSEソリューション「GENESYS」がどのように実現しているかをご紹介します。

2. MBSEの実戦的な「使い方」をご紹介します！

昨今、多くの製造業でMBSEの取り組みが進められています。MBSEツールを導入したものの、実戦を想定した場合どう活用できるのか、何がうれしいのか、がわからないという声を多く耳にします。本セッションでは、図研MBSEソリューション「GENESYS」の実機での操作から、MBSEの活用の流れをご紹介します。エンジニアリング情報をモデル化し、仕様説明やレビューにMBSEがどう活用されるかのイメージをつかんでいただけるセッションです。

アダプティブコンピューティング研究推進体(ACRi)は、①FPGA開発者を増やしていくことと、②FPGAビジネスの機会を拡大していくこと、を目指して活動する産学連携団体です。ACRiの過去１年半の活動を振り返るとともに、これからFPGAを学ぼうとするエンジニアさん達にモチベーション高く取り組んでもらうための、ACRi流「学び方改革」をご紹介致します。

2021年春に発表したSiFive社 RISC-V Coreの新たな製品ラインナップ(SiFive Essential, SiFive Performance, SiFive Intelligence)のご紹介と共に最新の事例紹介を行います。

今年の5月USB Power Deliveryの規格がUSB PD3.0からPD3.1にバージョンアップしたことで、従来の対応電力が100Wから240Wに拡張されました。 本講演では、その基礎となるUSB PDの基本的な内容を解説します。 またスマホやPCといった応用例から、PDの心臓部である電源回路、モータ制御、AIなど、広範囲で旬な組み込みシステムへの応用例をわかりやすく説明します。

車載機器やIoT機器のセキュリティ国際標準規格が整い、サーバーやパソコン以外のエッジデバイスへのセキュリティ実装の現実味が増してきています。設計の上流段階からハードウェアとソフトウェアを吟味・検討し、市場での対策が出来るように仕込む事が鍵になります。セキュリティとさらに機能安全面で第三者認証を取得し、Trustworthyな製品開発のお役に立てるセキュアフラッシュメモリソリューションを提案します。

IoTは「デバイス・ネットワーク・クラウド」の３つの要素で構成されており、この組み合わせ、すなわちアーキテクチャが重要です。一方でIoTは技術の範囲が幅広く選択肢が多岐に渡ることから、専門外の領域では仮想サーバーを利用したりと、既知の方法を選択しがちです。本セッションではサーバーレス等、IoTシステム構築の手間や運用費用を減らすことができるアーキテクチャと、今すぐ使えるサービスや通信を紹介します。

エヌエスアイテクスは、北米のスタートアップ企業でAI高性能半導体のキー技術を有するBlaize社に着目し、CPU、GPUに次ぐ「第三のプロセッサ」としてのDFPの実証を連携して行った実績があり、2018年9月にはBlaize社へ出資もして参りました。今回は、Blaize社 AIアクセラレータの概要、ユースケースを当社パートナの株式会社F2Fコンピューティング様と共に紹介します。さらに、当社ソフトウェアパートナ、株式会社シーエーシー様、株式会社アラヤ様からAIアルゴリズムのエキスパートとしてのフィードバックを頂きます。提供面にてディストリビュータパートナである、株式会社ネクスティエレクトロニクス様からお客様サポートについてのコメントを、本セッションでは合わせてご紹介します。

半導体IPコアは、Libertyや レイアウト、SDF、SPICE、Verilog などのように、様々な書式かつ大量のファイルで構成されています。これらのデータの一貫性が不足していると、セルの抜け、階層やピン数・属性・方向の不一致、レイアウト形状の違いといった問題が発生する恐れがあります。また、PVT コーナ間の傾向や、.lib/UPF/SPICE 間のパワードメインチェック、Verilog アークとキャラクタライズ・アークの差分なども重要な確認項目です。

レイトレーシングはゲームグラフィックスの一歩先を行く技術で、最新のハイエンドゲー ムの現実感を向上させます。この発表ではイマジネーションの先進的な組み込み用GPUに ついて説明します。モバイルや車載用途におけるGPUのトレンドについて説明し、先進的 なグラフィックス技術とレイトレーシング技術をモバイルや組み込みシステムに実装する 方法についても説明します。

医療では検査、カルテ、画像など様々なデータを保管しており、これらビッグデータの活用に注目が集まっている。本講演ではビッグデータをAIへ活用することを目的として、①治療前画像よりRadiomics解析またはディープラーニングにより治療効果予測に挑戦、②画像生成の技術を放射線治療計画へ活用すること、上記２点に関して医療におけるAIの活用の展望も含め紹介する。

東京大学とIBMは、日本初の商用ゲート型量子コンピュータ IBM Quantum System Oneを新川崎・創造のもりに導入し、安定稼働を開始した。量子コンピュータのハードウェアはまだ開発競争の最中だが、量子コンピュータの利活用に向けた応用研究と、量子アルゴリズムを自在に駆使できる人材育成も重要であり、日本企業や大学の利用がすでに始まっている本システムの意義はそこにある。さらに次世代量子コンピュータの素材や基幹部品の研究開発を行うHardware Test Centerを開設した。

CEVAでは主力製品であるDSPの最新アーキテクチャの開発のみならず、そのソフトウェア開発環境の拡充にも相当の力を入れています。そして、多くの実績を上げているAIソリューションに加えて、近年では5Gの実績も国内で増えてきております。これに加えて、ますます複雑化するSoCの設計をお手伝いするために米Intrinsix社を買収しました。CEVAの展開する統合的なIP提案にご期待ください。

開発しやすい、テストしやすい、を重視した組み込み用リアルタイムOS・開発環境のSOLIDが、さらに進化します。従来のC/C++言語だけでなく、新たにRust言語を採用します。また、マルチタスク下での変数のレースコンディションを実行時に検出する「スレッドサイニタイザ」を新規に搭載します。本講演では、これらのSOLIDの新技術を、デモンストレーション交えて説明します。

Rustという新しいプログラミング言語が注目を集めています。Rustの一番の売りはメモリ安全性ですが、他にもパッケージマネージャによるコードの再利用など、Rustの有用性はこれに留まりません。本セッションではTOPPERSカーネル向けのバインディングを通じてRustの性質を理解します。さらに、「ベアメタルRust」の壁を超え、オープンソースエコシステムを存分に活用できるようになるまでの展望を説明します。

IoTは急速な拡大が期待される一方、そこで扱うすべての新しいデータの価値は、その信頼性に依存しているため、セキュリティはデジタル変革にとって最大の脅威の1つとなります。

常に変化し進化するセキュリティのために、ArmのPlatform Security Architecture（PSA）は、業界による共通フレームワークの導入を促進し、コネクテッドデバイスのためのスケーラブルなセキュリティの設計を支援しています。また、このようなIoTサービス全般におけるセキュリティ対策は、開発から保守、サービス停止に至るまでのすべての工程において 重要な課題として認識されてきました。

ルネサスエレクトロニクスでは、この課題を解決するために、パートナー各社との協力のもと、デバイスライフサイクルマネジメント（DLM)ソリューションを開発しました。

このセッションでは、ArmのセキュリティアーキテクチャであるPSAと、これを活用したルネサスエレクトロニクスのライフサイクルマネジメント・ソリューションを解説します。

LPWAネットワーク技術ZETAが2018年に日本に上陸してから早くも4年間立ちました。現在ZETA技術が農業・水産、ビル、工場、物流、災害対策などの複数分野にIoTのネットワークインフラーとして活用されています。UNB、メッシュ、双方向通信、マルチプロトコルなどの特徴を持ち、屋内のセンサーネットワークの構築に強みを発揮しています。日本の半導体メーカーと協力して、次世代のZETAの通信技術Advanced M-FSKを共同開発して、通信速度、通信距離、移動体通信対応など大きく進化しています。本講演では、ZETA技術を徹底解説し、日本及び海外の応用事例を紹介します。

RTLシミュレーションは、回路規模が大きくなると速度は反比例し遅くなります。その一方でHWエミュレーションは、回路規模によらず高速にシミュレーションができる技術です。さらに、FPGAを使用し高速なシミュレーションも現実的になってきました。適切な道具を適切な場面で使うことが大切です。

京セラでは2020年12月、弊社初となるAI機能を搭載したカラーA3複合機「TASKalfa 3554ci」シリーズを国内発表いたしました。本製品は深層学習により学習済みのネットワークを処理できるSoCを搭載しており、エッジAIによる複合機の高機能化を期待できます。本講演では、弊社で初めて行った複合機へのAI機能搭載の検討から開発、実装までの道のりを、実例を挙げてご紹介いたします。